近年、日本では空き家の増加が問題となっています。
特に問題になっているのは、その空き家が活用されず、放置されている空き家が増加してしまうことです。
この放置された空き家がさまざまな問題を引き起こす可能性があるのです。
そこで今回は、空き家問題の原因とその解決方法についてご紹介します。

□空き家の原因

ここでは、空き家の増加が起こっている原因についてご紹介します。

＊少子高齢化

少子高齢化によって人口減少が進む中、総世帯数を総住宅数が上回ってしまい、その差が広がっていることが空き家増加の原因です。
近年は核家族化の進行や、介護施設の利用が増えたことによって、元々住んでいた家が空き家として残され、そのまま戻って来れなくなったり、必要ではなくなったりするケースが増えています。

＊世帯数以上の住宅数

多くの人は中古住宅よりも新築住宅を好む傾向があります。
また、供給する側も利益が大きいのは新築住宅であるため、需要と供給が一致した結果、世帯数以上に新築の住宅数が増加し、中古住宅は空き家になるという事態が起こっています。
新築住宅は将来空き家となる可能性もあるため、新築住宅の増加は将来の空き家を増加させるというリスクを含んでいます。

□空き家問題の解決方法

では、そのような空き家問題はどのように解決できるのでしょうか。

解決方法の1つに、賃貸住宅にリフォームする選択肢があります。
空き家のままでは買い手や借り手がついていなかったとしても、需要のある施設にすることで顧客がつく可能性があります。
リフォームの仕様については、その建物の広さや立地条件などにより異なりますが、賃貸物件として借り手がつくことを目標にリフォームを計画しましょう。
どのような物件が求められているのかを考えることが大切です。

また、空き家を売却することも1つの解決方法になるでしょう。
空き家が売却できる状態であれば、売却することが最も手間がかからない方法です。
売却であれば空き家のリフォーム費用を払う必要もありません。
また、不動産会社に売却する場合は、早ければ数日で売却可能なため、すぐに現金化可能です。

□まとめ

今回は、空き家問題の原因とその解決方法について紹介しました。
空き家増加は少子化高齢化や住宅数の増加によって起きています。
解決方法としては賃貸住宅にリフォームすることや売却することが挙げられるので、空き家を所有していてその扱いに困っている方は、ぜひこれらの解決方法を検討してみてください。