ブログ
BLOG

HOME > ブログ > 中古住宅の解体でアスベストのリスクがある?解体の費用や手順を解説

ブログ

中古住宅の解体でアスベストのリスクがある?解体の費用や手順を解説

中古住宅を購入して解体し、新築を建てることを検討している方もいらっしゃるでしょう。
ワクワクする気持ちと同時に、解体費用や手続きに関する不安を抱えているのではないでしょうか。
特に、アスベストを含む建物の解体となると、費用や安全対策、手続きなど、多くの疑問が湧き上がってくるはずです。
この記事では、中古住宅解体におけるアスベスト問題について、費用や流れ、対策を具体的に解説していきます。

□アスベストを含む中古住宅の解体の流れ


1:アスベストの危険性と対策

アスベストは、吸い込むと肺がんや中皮腫などの深刻な病気の原因となることが分かっています。
そのため、アスベストを含む建材を取り扱う際には、適切な対策を講じる必要があります。

2:アスベストを含む建物の解体の手順

アスベストを含む建物の解体は、以下の手順で行われます。

・事前調査
建物の構造やアスベスト含有建材の種類、量を調査します。

・届け出
アスベスト含有建材の含有量や作業内容によって、必要な届け出が異なります。

・解体工事
アスベスト飛散防止対策を施した上で、解体工事を行います。

・廃棄物処理
アスベスト含有廃棄物は、適切な方法で処理されます。

□アスベストを含む建物の解体費用


アスベストを含む建物の解体費用は、建材の種類や量、作業レベルによって大きく異なります。

1:屋根瓦

屋根材には、「石綿スレート」という種類のアスベストが使われている可能性があります。

例)2階建て住宅、30坪の屋根材
基本対策:飛散防止剤の散布など
撤去費用:およそ20万円ほど

2:外壁

一般的に、基本対策は屋根瓦と近くなります。

例)2階建て住宅、30坪の外壁
基本対策:飛散防止剤の散布など
撤去費用:30~40万円ほど

3:内壁・配管

内壁や配管でアスベスト含有建材が使われている場合、アスベスト濃度や飛散性が高く、危険度も高め。
撤去費用も高くなります。

例)1㎡あたり
基本対策:粉じんマスク・防護服など必要
撤去費用:1平方メートルあたり1~6万円ほど

4:天井・梁・柱

天井・梁・柱は、アスベスト含有建材の中でも解体作業の危険度が高い箇所です。
アスベスト濃度の高い吹き付け材を使っているケースが多く、飛散性も高いため作業レベル1に分類されることも。

例)1平方メートルあたり
基本対策:防じんマスク・防護服など
撤去費用:1平方メートルあたり1.5~8.5万円ほど

□まとめ


中古住宅の解体では、アスベストの存在を常に意識し、適切な対策を講じる必要があります。
アスベストを含む建材の撤去費用は、建材の種類や量、作業レベルによって大きく異なります。
また、自治体から補助金が支給される場合もあります。

解体工事を始める前に、アスベストに関する情報をしっかりと収集し、専門業者に相談することが重要です。
安心して解体工事を進められるよう、必要な対策を講じ、安全に配慮しましょう。

SHAREシェアする

ブログ一覧

HOME > ブログ > 中古住宅の解体でアスベストのリスクがある?解体の費用や手順を解説

© 2020 株式会社マルミハウジング